はじめに

最近こんなバナー広告をよく見かけませんか?

この低金利の時代、年利10%という数字はとても魅力的で目を引かれます。

ですが、この「いつかはゆかし」とやらで本当に10%ももらえるの?と疑問を感じるのも事実です。

そこで、この「いつかはゆかし」ホームページや運営会社のアブラハム・プライベートバンクの資料などを基に、想定年利10%のロジックを検証してみました。

 

1.本当に10%の海外ファンドってあるの?

 ・何に投資すれば10%もの利回りがでるの?

では、そもそも10%もの利益が出る投資先って?という疑問に対する答え。

実は、「いつかはゆかし」トップページのサービス名の下に書いてあるのです。

 つまり、利回りの良い海外のファンドを探して投資しましょう、ということになります。

 

・海外ファンドってそんなにリターンが高いの?

そこで次の疑問です。海外にそんな高利回りのファンドなんてあるの?と思いますよね。

その答えも、「いつかはゆかし」ホームページのQ&Aに書いてありました。

 そこにリンクが張ってある日経ビジネスの記事を確認してみると、何と世界ランキングトップのファンドの年リターンは45%!

確かに、年利10%の実績がある商品は存在するようです。

 

他にもどんなファンドがあるのか気になり、色々と検索してみたところ海外ファンドトップ100のランキングを見つけました。

 

こちらのランキングによると1位のファンドの直近3年間の平均リターンは78%!そして100位のファンドでも

 平均16%のリターン実績があることがわかりました!

 このようなランキングをみると、年リターン10%も夢物語ではないことがわかります。

 

・そんな利回りありえない!と思うのは…

では、なぜ私たちは「年率10%」と聞くと

「そんな高リターンありえない」

「詐欺じゃないの?」

などと思ってしまうのでしょう。

それは普段私たちの周りにある投資商品のリターンの低さにあります。

これは海外投資に関する情報を専門に扱う「海外投資新聞」というメディアサイトからの引用ですが、この表を見るといかに日本国内のファンドの年利が低いかが見て取れます。

つまり、リターンの乏しい商品の情報しか知らなかったため、そんな高利回り商品なんてあるわけがない、と思い込んでしまっていたのです。

 ですが、実際には年率10%を超えるファンドが世界に数多く存在することがわかりました。

今回色々と調べた結果、資産の運用先として海外ファンドも検討に入れるべきだと強く思いました。

 

ポイント

・ 海外には、年利10%を超えるファンドが多くある!

 

2.積立のメリットって?

さて、先ほどの「いつかはゆかし」トップページ

このロゴ、枠で囲まれている「積立」の文字、少し気になりますよね。

「いつかはゆかし」のバナー広告は何種類か確認しているのですが、その中のひとつの

 

このバージョンにも「積立」というキーワードが出てきます。

 

この「積立」という投資方法ですが、何かメリットはあるのでしょうか。

お金が貯まったらまとめて高利回り商品に投資、ではダメなのでしょうか。

 

・積立の仕組みって?

そもそも、この積立投資とはどのような手法なのでしょうか。

判りやすい解説がないかと探してみたところ、今年5月発行の週刊文春に特集が組まれていました。

この記事によりますと、「毎月一定額を積立て」「複利で運用」していくようです。

月10万円の積立を例に挙げたシュミレーション図もありますね。

この記事ページの4段目には、「長い運用期間」の場合「複利の効果」が大きいと説明があります。

つまり、まとまった資金が貯まるまで待って一気に投資するよりも、少しずつ「積立投資」をしていけば、その「待つ期間」の分の複利効果が得られる、と理解しました。

また、この記事の図ですが、「いつかはゆかし」商品特長のページにある図にそっくりですね。

 

記事の特集名は「大金持ちに学ぶ 究極の『資産防衛術』」ですので、「いつかはゆかし」が提供する投資手法は「大金持ちも実践している運用手法」ということになります。

これはとても興味深いです!

 

・さらなる積立てのメリット:ドルコスト平均法

前述の「海外投資新聞」にてさらに

調べてみたところ、積立投資はリスクを軽減できることがわかりました。

上記サイトの説明を簡単にまとめますと

・積立投資は定期的に一定額を買い付けるので、買うタイミングを迷わなくて済む

・買付額は一定なので価格が高いときは少なく買い、安いときは多く買うことになる

・結果的に買付単価の平均が下がる

といったメリットがあります。

このように買付価格の平均を引き下げる手法を「ドルコスト平均法」といいます。

価格が1円でも安いタイミングを狙い、ある時点で全額投資する一括投資と比べて積立は投資タイミングを分散させることでリスクを下げることができます。

 

 ポイント

・ 積立投資は富裕層も実践する有効な投資手法

・ ドルコスト平均法でリスクを軽減できる!

 

 

・30年って長くない?

積立投資という手法が、富裕層が実践し、メリットも大きい投資方法だということはわかりました。

それにしても、この積立シュミレーション図

にあるような、30年間の投資期間は決して短くありません。

 

なぜ、30年も必要なのでしょうか。

その答えは、先ほどのバナー広告にあります。

この「いつかはゆかし」は「毎月5万円の投資で1億円貯めよう!」とアピールしています。

そして、「毎月5万円」の投資で「1億円」得るためには「想定年利10%」で「複利」で運用した場合「30年間」かかる、という計算になるのです。

 

・実際に計算してみましょう!

この計算ですが、ご自分で電卓やエクセルで計算しても確かめられますが「いつかはゆかし」のホームページにシュミレーターがありましたので私はこれを使ってみました。

デフォルト設定の通り、開始年齢35歳、毎月の積立額5万円で診断スタート。

するとこのようなグラフが出てきます。

これによると、65歳のとき、つまり投資開始から30年後に資産が1億円を超えるのが見て取れます。

良く見ますと、64歳の棒グラフは1億円にわずかに届いていないことがわかります。

 

「30年間」という期間はこの計算を根拠にしているものだったのですね。

理由がわかれば「30年」という期間設定も、いたずらに長期間投資させようという意図ではないとわかり安心しました。

「1億円貯める!」という目標があり、期間の根拠も明確ならば

長期間の投資も納得して継続できるのではないでしょうか。

 

ポイント

・ 「30年間」には理由がある、「1億円」の目標を目指して頑張りましょう!

3.アブラハムってどんな会社?

ここまでで「いつかはゆかし」が提供する投資手法については大分わかってきたように思います。 

次に気になるのが、「いつかはゆかし」の運営元であるアブラハム・プライベートバンクがどんな会社なのか、という点ではないでしょうか。

いくら投資先、つまりお金を預ける先は海外ファンドとはいえ、このサービスの利用者はアブラハムの会員となり、アブラハムと投資助言契約を結ぶことになりますからしっかり調べておきたいものです。

 

 

・アブラハムは金融庁登録業者

企業情報のページを見ますと、まず親会社のアブラハム・グループ・ホールディングスの情報があり、その下にプライベートバンク、という順になっています。

 

そのプライベートバンクに関する記述の中ほど、「登録年月日及び登録番号」の欄に

「平成19930日 関東財務局長(金商)第532号投資助言業」

とありますね。

これは金融庁に投資助言業者として登録していますよ、という意味です。

投資商品に関する情報提供を行うためには、このように金融庁の登録を受けなければ違法となります。

「いつかはゆかし」は入会後、担当スタッフのサポートを受けながら海外積立を行うサービスですので、このような金融庁登録は必須と言うことになります。

 

・アブラハムへの手数料は?

アブラハム社は民間企業ですので、当然営業利益をあげなければなりません。

では、アブラハムの収入源は何でしょうか?私たちが支払う手数料でしょうか?

 この費用に関してもQ&Aページに説明があります。

これによりますと、私たちがアブラハムに支払う金額は「入会金19,800円」に加え、「投資助言料」が「積立残高の0.945%」が毎年発生します。

これらがアブラハム社の利益となります。

 

・投資助言料って?

ここで耳慣れない言葉が出てきました。

「入会金」はわかります。でも「助言料」とは何でしょう?

普通、銀行や証券会社を通じて金融商品を購入すると「販売手数料」を支払いますよね。

それとは異なるのでしょうか?

 

この助言料と販売手数料の違いについては、アブラハム・プライベートバンク社本体のホームページのQ&Aが参考になりました。

ここの文章を読みますと、

a) 銀行・証券会社(=販売業者)を通じて商品を買うと、購入時に払う販売手数料が会社側の収益となる

b) アブラハム社のアドバイスを基に商品を買うと、投資期間中の残高に応じた収益が会社側に発生する

と考えられます。

投資の結果、利益が出て残高が増えればアブラハム社が得る収益も高くなり、逆にマイナスになってしまうと会社が得る収益も下がる、という形です。

投資開始時に手数料を払っておしまい、ではなく、投資期間中はずっと助言料が

発生するわけですから、会社側としても長期間プラス運用が続くようアドバイスを続けなければならないでしょう。

また、こまめに商品を売り買いしなくても収益が発生するため、無意味な回転売買を勧められることも無く、長期投資に適した料金システムだと思いました。

 

ポイント

・ アブラハム社に支払うのは「投資助言料」

・ 「投資家の利益」に応じて「アブラハム社の利益」も決まる!